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素「moto」

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  私は、これから「対話」や「言語化」を仕事にしていきたいと思っている。 その最初の小さな一歩として、 電話で 素「moto」を始めます。 この思いに至るまでの過程を、ひとつひとつ書いていきたい。 ゆっくり読んでもらえると嬉しいです。                     なんで「対話」を仕事にしたいのか。 それは、私の個性や能力を使って、誰かが前に進む手伝いをしたいから。 対話を通して、その人の気持ちが整理され、前向きな気持ちになった時、私の心はすごく満たされるから。 私の個性や能力とは何か。 それは、言葉で気持ちを整理すること。客観的に論理的に考えること。 そして、自分自身を一番大切に考えること。 少し周り道して話します。 私は、小さい頃から何でも深く長く考えてしまう性格だった。 だから、色んな事を考えすぎて、頭の中が思考でいっぱいになって、処理が追い付かなくなってしまうことがあった。 それで、高校生くらいから、思考が溜まってきたら思っていることをそのまま紙に書き出す作業を始めた。 言葉として紙に書き出すと、最初はぐちゃぐちゃだった思考が段々と整理されてきて、 最終的には1つの答えが見えてくる。 なんとなくモヤモヤしていた気持ちの理由が分かったりする。 客観的な自分と主観的な自分が紙の上で対話する感じ。 受験だったり、恋愛だったり、将来の方向だったり、 人生の岐路では、そうやって自分の気持ちや状況を整理して、私は前に進んで来た。 言葉を通して自分の気持ちに向き合い続ける中で、 自分自身を一番大切にすること、それが回り回って他の人にとっても良い未来に繋がるということを実感してきた。何度も。 深く考えてしまう自分の性格、 言葉を通して気持ちを整理して前に進んで来た経験。 そしてそこから学んだこと、自分を大切にする気持ち。 これが今の私をつくっている。 誰かと何気なく話している時、 相手の悩みや気持ちに対して出た自分の言葉や、 私との会話によって、その人の声や表情が明るくなった、という経験が今までに何度かあった。 そういう時、本当に私の心は満たされる。他のどんな時間より、私の心の中に残っている。 ああいい時間だったなって思う。 会社を辞めて、自分の仕事をつくっていこうって考えた時、 自然とこの時間を仕事にしていきたいと思っていた。 変えられない自分の性格、経...

弊害

感受性を開いて生きていくのって難しい。 人よりもたくさんのものに反応してしまう。 「この人はなんでこういう言い方をするんだろう?」 情報が多すぎて、処理できなくなって苦しくなる。最悪涙が出てくる。放心状態になる。 最近、自分の感性が澄んできているからこそ、少しの事実や刺激からたくさんのことを受け取れるようになってきたからこそ、 東京の電車の中の情報過多に、同じ感受性じゃない人のあまり考えてない発言に、すごく反応してしまう。 なんでこの人は人を見た目だけで断定しちゃうんだろう?なんで中国人ってだけで嫌うんだろう?「普通は」とか「それはダメ」とか言えるんだろう? 悲しい。 悲しくなるから心を閉じる。コミュニケーションを諦める。 心を開いて会話した分、傷つく発言が私の心の内側に刺さってしまうから。 情報が多すぎるから感受性を閉じる。目を閉じる。 わざと、世界を白黒にする。わざと、無関心になる。 そうすると、少しだけ心の平穏は保たれる。 でも、世界に心を閉ざしている事実に悲しくなる。頑張って心を閉ざすことだって体力が要る。 感受性が開いている自分のことは大好き。でも、だからこそ生きていくのが辛い時もある。 場所や人や状況を選ばなきゃいけなかったりする。 適当に、何も考えず流せられればいいのになって思う。そうしたら楽なのに。 でも、そうなると、今私が感じてる人生の深さはなくなってしまうのだろうか。 ぐるぐる。自分を大切にして生きていきたい。

イライラはチャンス

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 「イライラってチャンスだと思うんだ」 岐阜・石徹白のあわ居という宿に泊まった朝、そこの奥さんからもらった言葉。 それを聞いてから、イライラに対する考え方が変わった。 これは、既に私の中で定着している考え方。 だからわざわざ自分のためにもう一回まとめる必要はなかった。 それでも書きたいと思ったのは、この文章を読んでくれた人に、この考え方を知ってほしいという思いが強かったからだと思う。 だから、今回の文章は自分のためではなく、これを読んでくれている人に向けて書きます。              「イライラはチャンス」 端的に言えば、イライラという感情は、心と頭の間にズレが生じてるサイン、ということ。 心が本当にやりたいことと、実際に今起きていることがズレてるよっていうサイン。 「イライラって、二次的な感情って言われていて、そのもう一つ根っこにその原因となる感情がある。 例えば、本当は何かをしてほしいけど、それが思った通りじゃないからイライラしちゃう。 だから目の前の人がイライラしている時は、何かをしてほしい時、それが表れてるんだと思ってる。だからイライラってチャンスだと思うんだ。」 私は、実は結構イライラしてしまう方だ。 予定通りに行かない時、疲れてる時、相手が思った通りの行動をしてくれない時。 イライラすると、頭の中がイライラでいっぱいになってしまって、 ハッピーな状態に戻った方がいいのを分かっていても、上手く自分の中で整理できない。 その結果相手にぶつけちゃったり、一人になって適当にやり過ごしたり、無理やり抑え込んだり、、、。 イライラしてる時ってホントいいこと生まれなくて、「イライラの感情=悪」って思ってた。 だから、「イライラはチャンス」って言葉を聞いた時、私の考えと真逆ですごく響いた。 そうか。彼女はそう考えるんだな。 その考え方を知ってから、行動が少し変わった。 イライラした時、「あ、」と思って考えてみる。心と頭の間でどういうズレがあるのか。 本当は疲れてるのに、”そういう予定だったから”って無理に行動してるわ自分。休も。 本当はありがとうって言ってほしかったのに、言ってもらえないから悲しいんだわ。って素直に伝えてみよう。 イライラの気持ちに他人が関わっている場合は、相手にイライラの根っこの気持ちをプラマイゼロで伝えてみる。そうすると、意外に素直に...