ビュッフェに行くと、欲が出る。


久しぶりにビュッフェに行って思ったこと。


ビュッフェがあまり好きではなくなった。ことに気付いた。


なぜかというと、自分の中に欲が生まれるから。
自分の中の欲を感じて、貧しくなるから。





友達に誘われて、一人 2,200円のランチビュッフェ行った。
オーガニックにこだわっているお店で、どれも美味しそうだった。

「全種類試したい。好きなものをお腹いっぱい食べたい。元とりたい。」

わざわざ考えなくても、無意識にそう思いながら食べてた。
次は何を食べようか考えながら、目の前にあるものを食べる。





、、、、、全然味わえない!!
え、これ、今わたし全然味わえてない。

頭がどんどん先のことを考えて、目の前の料理をゆっくり見れない。

もしかしたら、私が特に卑しいからこう感じるのかもしれないけど、割とみんなそうだよね?





なんともったいない、悲しい食事なんだ。と、そう思ってしまった。






かといって、じゃあ、 ビュッフェに行ったとしてもそんな事を気にせず、ゆっくり・ちょっとだけ・腹八分目で楽しめるのかって言われたら、そんなことはできない。

どうしても考えちゃう。


だったら、
最初から限られた量を提供してもらって、それをゆっくりと味わいたい。

限られた量だからこそ、その料理のすみずみまで味わう。
限られた量だからこそ、その有難みを感じる。

そっちの方が、私にとってよっぽど豊かな時間だ。





小さい頃や、大学生くらいまで、
てか、つい最近まではビュッフェ大好きだったような気がする。

好きなものを好きなだけ取って食べるのって楽しいよね。

って思ってたんだけど、久しぶりに行ってみて、せかせかして食べてる自分に気付いてしまった。





「食べ物を味わう」ってことを知ってしまったようです。

確実に価値観が変わってきている。




忘れられない、あの宿の料理。









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