父に手紙を渡す。
車の中。
ぐるぐると考えていた。
さっき、父の部屋に手紙を置いて出発した。
そのうち気付くだろう。
怖かった。
確実に、「私が」波紋を起こしている。
私が手紙を渡さなければ、今までと何も変わらない。
今の父との関係は、とっても良好だと思う。
この関係性が、崩れてしまうかもしれない。
手紙を渡すことで、作用が起こる。
避けて通れる作用を、私は自ら起こす。
怖い。
もしかしたら、伝えたかった感情は、自分勝手な感情なのかもしれない。
傷付けるかもしれない。
そこまで言う必要のあることなんだっけ、、、自信がなくなってくる。
「良かれと思って」
という、理由や責任を相手に押し付ける悲しいパターンなのか、、、?
波風立ててごめんなさい。
それでも、私は、私の、あの悲しかった気持ちを優先させます。
関係性がより良くなることを期待して、そこに希望を持って、私は手紙を渡します。